生後6ヶ月目前で、体重9kgに到達してしまったデカシュナのハルです。
他の犬への吠えがひどく、1頭飼いの我が家では犬への慣らしができないということで、幼稚園にお世話になってあっという間に4週間が経ちました。
幼稚園に行く前と後で、どのくらい変化したかを検証します。
幼稚園前のハル

超超超スーパービビリのハルは、生後3ヶ月過ぎの散歩デビューから、他の犬に吠え始め、日に日にヒートアップ。
👉この時の吠えは「恐怖/不安」から来る吠えでした。
5月頃は、他の犬がはるか遠くにいようとも、視界に入っただけでけたたましく吠えるまでに。
👉「臨界距離」いわゆる「これ以上近づかないで」という距離が、どんどん広がっていきました。
吠えながら、吠えている自分に興奮し、止まらなくなることもしばしば。
👉もはや視点が定まらずに吠えていました。
おやつを口の前に持って行っても、食べる余裕すらありません。
👉おやつの魅力を「恐怖/不安」が上回っている状態です。こうなると刺激を遠ざける、取り去るしかありません。即退散です。
どうしたらいいものかと頭を抱える飼い主。
そして、犬の幼稚園のドアを叩いたのです。
幼稚園での変化

幼稚園では、弱い刺激から少しずつ、本当にすこ〜しずつ慣らす「系統的脱感作」という方法を「拮抗条件付け」(イイこととイヤなことを同時に呈示する)と共に行っていただきました。
他の犬をチラッと見せて、大量のおやつをあげるといった具合です。
関連記事:「犬の幼稚園、3週目で他のワンコと触れ合いました♪」
順番で言うとこんな感じです。
- 初めての場所に慣らす、人に慣らす
- クレートにタオルをかけて犬の気配に慣らす
- タオルをちょこっとめくって他の犬をチラ見せ
- クレート越しに近づける
- サークル越しに近づける
- スタッフ犬とご対面
- 相性の良さそうな犬を選んでご対面
- 3〜4頭とフリータイム
4週間、計8回の幼稚園通いでここまで進みました。
また、犬に慣れさせる練習の他にも、外に出て様々な刺激に慣れる練習もしていただきました。
そこで、ハルは犬だけじゃなく、実は人も苦手だということを指摘されたのですが、この事実、恥ずかしながら飼い主も全く気づいておりませんでした。

見ているようで、全然見れていないものですね。
ハルのこと、もっとよ〜く観察しないとなと反省させられた次第です。
ハルの「今」はこんな感じ

決して無理はさせず、できるところから少しずつ慣らしていただいたおかげで、他の犬への恐怖心はみるみる影を潜め、今では興味があり過ぎて、散歩で自分からぐいぐい近づくまでになりました。
もちろん、恐怖心がゼロになったわけではありません。近づいて挨拶させてもらった後、後ずさりしたり、飼い主の腕にしがみついたりというのがしょっちゅうあります。
犬の心の中はいつもいろんな感情が渦巻いているんですね。
その割合が、いろいろな経験をすることで、変化していくわけです。どんな刺激にも過敏に反応しないところまでいけるのが理想ではありますが。

これこそ、社会化!
とはいえ、まだ道半ば。おまけに、他のお悩みも出てきてしまいました。
ハルの社会化、第2弾へ続く・・・😆
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