犬の幼稚園、早くも3週目です。
先週は、クレート越しに他のワンコを見る練習をしました。
他のわんちゃんにクレートをクンクンされると、最初は緊張して固まるも、次第に慣れて、おやつを食べる余裕も出てきたハルです。
さらには、散歩中、他の犬を見ただけであれだけ吠えていたハルが、ここではワンコが近づいてきても吠えずにいられました。
関連記事「犬の幼稚園、2週目で他のワンコとご対面」
3週目はどこまでいけるでしょう・・・?
犬の幼稚園、5日目の様子
この日から、他の犬に会わせるという練習が始まりました。
最初は、ハルをトイレサークルに入れて、サークル越しにトレーナーさんが選んでくださった相性の良さそうな2頭のわんちゃんと会わせました。
2頭のわんちゃんがハルに近づくと、ハルは緊張して固まっていましたが、近づく度におやつをたくさんあげることを繰り返し、次第にお互い鼻を近づけて匂いをかげるところまでいけたようです。
慣れてきたあたりで、リードをつけてトイレサークルから出し、他の犬がいる場でフリータイムを過ごしました。


こんな写真を見ることができ、母ちゃん泣けてくるで〜
犬の苦手なものや怖いものに慣らす際、トレーナーがよく使うのは下記の2つの方法です。
- 系統的脱感作(けいとうてきだつかんさ)
- 拮抗条件付け(きっこうじょうけんづけ)
専門用語で小難しい感じがしますが、「系統的脱感作」は弱い刺激から少しずつ慣らすこと。
「拮抗条件付け」は、嫌なことと良いこと(おやつなどのご褒美)を同時に提示することで、嫌なことに良いイメージをつけていくことです。
ハルが通っている幼稚園でも、おやつをたくさんあげながら、毎回すご〜く弱い刺激から徐々にレベルを上げていく、まさに「系統的脱感作」と「拮抗条件付け」を上手に使い、ここまで慣らしていただきました。
このトレーニングを行う際に、もし犬がおやつを全然食べてくれなかったらどうすればよいでしょう?
そもそも「おやつが食べられない」ということは、犬にとって「恐怖や不安の方が勝っている状態」、つまり「心に余裕がない状態」です。

コワ過ぎて、おやつなんて食べてる場合じゃないねん
その場合、「時間が経てば少しずつ慣れてきて食べられる」ケースと、「ぜんぜんムリ!」というケースがあると思います。
「ぜんぜんムリ!」の場合は、もう少し刺激レベルを下げる必要があるかもしれません。例えば、一つ前に戻ってもう少し練習するとか。
ここでも犬の様子をよ〜く観察し、その状態に合わせてトレーニングを進めて行くことが重要です。
やり方を間違えると、「ますます苦手」「ますます怖い」と逆効果になってしまいます。

「決して無理をさせない」ということが大事なんですね。
犬の幼稚園、6日目の様子
6日目は、再びフードサーキットで他の犬のいるクレートに近づく練習をしました。
以前よりも近くまで行けるようになったのと、クレートの中で犬が動いた際ビクッとはなりますが、前ほど固まったり、逃げてくるようなことはなくなったようです。

少し平気になってきたよ
この後、スタッフ犬のわんちゃんに練習相手になってもらい、フリーの状態でどこまで近づけるかを試してもらいました。
スタッフ犬のわんちゃんは伏せをした状態で、ハルはどこまで近づけるでしょう?

おやつを撒いたりすることで、割と近くまで行けたようですが、鼻と鼻をクンクンさせるところまでは行けなかったそうです。

次回に期待!
ところで、度々トレーナーさんに指摘されていたことがありまして。
ハルは犬だけじゃなく、「人」も苦手だそう。確かに、最近人に吠えることが多くなった気が・・・。
そこで、この日は「人に慣らす」練習もしていただきました。

ホント、苦手なもの、いっぱいやね〜

小出しにしてまっせ〜
散歩での変化
幼稚園に通い出してから3週間経ったわけですが、散歩中での吠えにも変化が出てきました。
今までは、他のワンコが視界に入っただけでけたたましく吠え始め、興奮MAXで止まらなくなるというケースが多かったんです。
それがなんと最近は・・・
犬を見つけると、ひゃんひゃん言いながら(吠えてはいません😅)ぐんぐん近づいていき、挨拶しようとするんです。
それを行かせないよう、リードを引くと逆に吠えまくる。自由に行かせてあげた方が吠えないんですよね。
ただし、毎回ではなく、吠える場合ももちろんあります。それでも、飼い主にとっては大きな変化です。
このように、目に見えて変化が現れると、俄然やる気が湧いてきます。

ハルちゃん、他のトレーニングもちゃんと付き合ってね。いつも集中力続かないようだけど。。。😆
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