生後3ヶ月半になったシュナウザーの子犬ハルが、パピーパーティーに参加しました。
我が家は1頭飼いのため、他のわんちゃんと触れ合う機会がありません。

多頭飼いしている飼い主さんの元に引き取られれば、先住犬が子犬の面倒を見てくれて、犬社会のルールを教えてくれたりするんですが・・・
通常、子犬を飼う場合、生後2ヶ月でお迎えするケースが多いと思います。
子犬が生後2ヶ月で親兄弟から離れて、散歩デビューまでの間は「約1ヶ月」。
この間、ワクチンプログラムの制約があるからといって、社会化の機会を放棄するのは大変なリスクです。
なぜなら、犬の問題行動の原因で一番多いのは、「社会化不足」と言われているからです。
そこで我が家では、ワクチン接種が終わるまでの期間、抱っこ散歩やカート散歩でなるべく外に連れ出し、人や車や様々な外の環境に慣らしてきました。
その中で、散歩中のわんちゃんを見る機会もありましたが、この段階では匂いを嗅いだり、挨拶などはまだできないですよね。

「何だろう?」って顔で、ただじぃ〜っと見るだけです。
なので、散歩デビューしてから他のわんちゃんに会った際は、どう接していいのか分からず、何回か吠えていました。
ここで、「じゃあ、他の犬にも慣れさせよう」といきなりドッグランに連れて行くのはNGです。
犬との挨拶もまだ覚えていない子犬に、ドッグランはハードル高すぎです。どういう性格のわんこが来ているかも分かりません。

年齢・性別・犬種も様々なわけで・・・
他の犬への恐怖心だけが植え付けられ、「犬が苦手な犬」になってしまう可能性があります。
では、どうすればいいのでしょう?
犬と触れ合う機会は飼い主が作ってあげる必要があるわけですが、そこでおすすめなのは「パピーパーティー」です。
犬の幼稚園や保育園、また動物病院などでも定期的に開催しているところがあります。
パピーパーティーの必要性
パピーパーティーは飼い主さんと愛犬が揃って参加し、子犬の社会化について学ぶことができる場です。
生後1ヶ月〜3ヶ月くらいの時期を指す。
この期間は初めての物や事象に対し強い好奇心を示し、それらを柔軟に受け入れることができるため、あらゆるものに慣れさせるのに適した期間。
この社会化期の過ごし方が、その後の犬の性格やストレス耐性に大きな影響を与える。
つまり、「社会化」が犬にとっては、将来を左右するくらい大切な時期で、しかもわずか2ヶ月程しかない貴重な時間なんですね。
この環境への適応能力が高い時期に、飼い主以外の人や犬、猫、鳥などの動物、自転車、バイク、車、電車、工事現場、花火や雷の音など、外の世界にできるだけ触れさることが重要です。

一概に「人」と言っても、老若男女、メガネをかけた人、帽子を被った人、杖をついている人などなど、犬にとっては「全部違って見える」んです。
ただ、実際に子犬を飼って感じることは、ある程度のことは日常の生活の中で可能ですが、「他の犬に慣れさせる」というのだけ、1頭飼いではなかなか難しいです。
その点、「パピーパーティー」では、同じ月齢の様々な犬種の子犬が集まり、様子を見ながら子犬同士を交流させ、かつ、飼い主も子犬の扱い方や心構え、簡単なトレーニングを学ぶことができます。
ちょうど社会化期にあたる生後2ヶ月〜4ヶ月くらいの子犬が対象になりますが、6ヶ月くらいまでなら受け入れている施設もありますので、「うちの子4ヶ月過ぎてる」と思っても一応相談してみてくださいね。
初めて身近に触れる他の子犬に対して、愛犬がどういう反応を示すか、友好的なのか、はたまた怖がって吠えてしまうのか、確認できる良い機会です。とても興味深いですよ。

飼い主としてはハラハラドキドキではありますが・・・
最近では、社会化の必要性の認識が高まり、パピーパーティーを行う場も増えています。
「社会化の場を作る」のは「飼い主の責任」でもありますので、ぜひお近くで探して参加してみてください!
ハル、初めてのパピーパーティーの様子
ハル、初めてのパピーパーティーの様子です。
時間 :1時間半
参加犬:5頭
内容 :トレーナーさんからのレクチャー、犬同士のフリータイム、簡単なトレーニング
今回、パピーパーティーへ行く前から1番気になっていたのは、「他の犬に対しての反応」です。
すでにお散歩中、他の犬が近づいて来ると吠えることが何回かありました。
先代犬ボノは他の犬が苦手で、結局最後までどの犬とも仲良くなることはありませんでした。
さてさて、ハルはどうでしょう?
この日の参加犬は全部で5頭。
犬種は、チワワ、ミニチュアダックス、ポメラニアン、そしてシュナウザーがハルを入れて2頭。
1番乗りだったので、まずはあちこち探検です。

その後、チワワちゃん登場。
で、早くもチワワちゃんにけたたましく吠えまくり。

不安が的中してしまいました・・・(汗)
全員揃ってスタートしてからも、ハルは他の子に吠えてしまいます。
とりあえず、膝の上でトレーナーさんのお話を聞いている間はおとなしくしているんですが、フリータイムに入り、他のわんちゃんが動き出すとまたけたたましく吠えるんですよね。

吠え始めると、吠えている自分にだんだん興奮してきて、止まらなくなっていく様子がちょっとおもしろかったです。
もう1頭のシュナちゃんは女の子でしたが、このシュナちゃんも吠える子で、吠えているのはシュナばかり・・・。😭
ただ、女の子のシュナちゃんは、遊びたくて興奮して吠えているもよう。
ハルの場合は、もともと恐怖心・警戒心が強い性格のため吠えているので、吠えの原因が違います。

この「吠えの原因を観察する」ことって、とっても重要なんですね。
他のわんちゃんたちは、初対面にもかかわらず、じゃれて遊んだりして、なかなかの社会性をお持ちでした。
ハルもここを目指したいところですが、犬も個性がありますので、本当に犬が苦手であれば無理に交流させる必要もありません。
まだ初回なので、あと数回はパピーパーティーに参加し、様子を見てみたいと思います。
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