来たる4月12日、ハルの記念すべき「初トリミング」は、奇しくも先代犬「ボノ」の10回目お誕生日でした。

生きていれば、ですけどね😭
さて、シュナウザーと言えば、トリミングが必要な犬種です。
トリミングが必要な犬種は、他にもいっぱいいますね。
代表的なのが、プードル、シーズー、マルチーズ、ヨークシャーテリア、ビションフリーゼなどなど。
犬の被毛の種類
犬の被毛には、上毛(オーバーコート)と下毛(アンダーコート)の2種類が生えている「ダブルコート」と上毛だけで下毛が生えない「シングルコート」があります。
「ダブルコート」のわんちゃんたちは、冬は保温性を保つため下毛が密集して生え、換毛期の春に下毛が抜け落ちます。
抜け毛が多い代表的な犬種は、ゴールデンレトリーバー、柴犬、ポメラニアン、コーギーなどです。
特に大型犬の場合、換毛期の抜け毛の量がすごすぎて、苦労されている飼い主さんも多いですよね。
ゴールデンレトリーバーは、毛が長くてふわふわしているので、洋服やソファも毛だらけになります。粘着テープが手放せません!😭

しかし、意外と大変なのは、「短毛で太い毛」だったりします。
知り合いでパグを多頭飼いしている人がいますが、短毛で太い毛は布に刺さるので、粘着テープでもなかなか取れないそうです。
車の座席シートが布地なんかだと、「毛が刺さって取るのが大変だ」と言っていました。

でも、パグの愛くるしいお顔はたまらんですね
抜け毛は大変ですが、抜け毛が少ない犬種は定期的なトリミングで費用がかかるわけで、犬を飼う前にその辺をしっかり理解して、犬種を選ぶことが大切ですね。

ちなみに、私が初めて犬を飼う際に考えていた条件が3つありまして、「抜け毛が少ない」「匂いが少ない」「賢い」でした。

シュナウザーは、まさにこの条件にぴったりの犬種だったんです。
シュナウザーの被毛
シュナウザーの被毛は、ダブルコートになります。
ただし、ダブルコートと言っても、シュナウザーの場合「換毛期がない」ため、抜け毛が少ないという特徴があります。
飼っていて抜け毛がほとんどないので、アレルギー持ちの方でも飼うことができる犬種の1つになりますね。
その代わり、上毛が伸び続けるため、定期的なカットが必要となります。
つまり、それだけ「お金もかかる」ということです。

シュナウザーを飼う際は、経済的負担も覚悟しないといけません。
とはいえ、「お金がかかるから、トリミングをしない」というのはNGです。
毛が伸びすぎると毛がもつれて、毛玉だらけになってしまいますし、衛生的にも良くないです。
特にシュナウザーは皮膚疾患が多い犬種でもあります。
毛が伸びてくると毛の中が蒸れて皮膚炎になったり、アレルギーが出たりして、愛犬が苦しむことになる上、飼い主さんにとっても高額な治療代がかかるかもしれません。
愛犬の被毛を清潔に保つことは、「飼い主の責任」でもありますので、「人間側の都合」で考えるのではなく、「愛犬にとって最良の状態は何か」を考えてあげましょう。
また、トイ・プードルもそうですが、シュナウザーもカット集があるほど、さまざまなカットが楽しめる犬種です。
せっかくシュナウザーを選んだのなら、オリジナルのカットにこだわるのもアリですね。
トリミングの他におすすめのオプション3つ
先代犬ボノの時は、8週間間隔でトリミングをしていましたが、やはり毛が伸びてしまうので、中間の4週間あたりでオプションメニューを利用していました。
たいていのトリミングサロンでは、シャンプー、カットの他にオプションメニューを用意してくれています。

ワンコイン(500円)が多いようですね。
爪切り、足裏バリカン、耳掃除、部分カットなどいろいろある中で、私はこの3点でいつもお願いしていました。
- 足裏バリカン
- 肛門腺絞り
- 耳掃除
足裏バリカン

犬の足裏は肉球の間にも毛が生えて、どんどん伸びていきます。
放っておくと滑って怪我の原因になるので、肉球が隠れてきたらカットするようにしましょう。
肛門腺絞り
犬には、肛門の脇に一対の肛門腺があり、悪臭がする分泌物が入っています。
これにより他の犬を識別したり、縄張りに臭いをつけたりしています。
分泌物が溜まっても、うんちをする際に肛門腺が圧迫されて自然と排泄される場合もあります。
また、肛門腺がいっぱいになると、犬が自分で床や地面にお尻を擦りつけて、分泌物を出してしまう場合もありますが、うまくできない子もいます。
分泌物が溜まったまま放っておくと炎症を起こすケースもあるので、なるべく1ヶ月に1度は絞ってあげましょう。
この肛門腺絞りですが、シャンプー時に一緒に行うと、分泌物が手についてもそのまま流せるのでちょうどいいですよね。
ただし、やりすぎは禁物です。
以前知り合いで、チワワを飼っているご夫婦がおりました。そこのご主人が毎日のように肛門腺を絞ってあげていたそうです。
ある日、肛門付近が腫れて炎症を起こし、病院に行ったと聞きました。
肛門腺の絞りすぎが原因だったんですね。
素人が行う際は、「正しいやり方」かつ「適切な頻度」で行うことが重要です。

自分でうまくできない場合は、「プロの手を借りる」ことも一案ですよ。
耳掃除

シュナウザーは耳の中に毛が密集して生えるんです。
耳毛の毛量は犬の中でも1・2位を争うくらいと言われています。
かつ、垂れ耳なので、放っておくと蒸れやすく汚れやすいため、外耳炎など耳の病気になることがあります。

特に梅雨時は要注意です!
先代犬ボノも、梅雨時は結構な確率で外耳炎になっていました。
トリミングから次のトリミングまで放置しておくと、耳の穴が完全に塞がるくらい毛が生えてしまいます。
ですので、トリミングまで待つのではなく、耳の中の状態を見て、定期的に耳掃除(耳毛カット)することをおすすめします。
シュナウザー子犬「ハル」の初トリミング
さて、我が家の「ハル」は初トリミングでどう変化したでしょうか。
これが、Before&Afterです。


毎回トリミングに行くと、「まるで別犬」になって帰ってくるのが「シュナウザーあるある」です。
カットも色々ありますが、我が家は先代犬ボノの時からずっと、いわゆる「シュナカット」です。
とは言っても、眉毛とお髭は伸ばさず、まあるくカット。
そして、体は脚だけ少し長めのほぼ丸刈りです。
アレンジするとしたら、たまにまつげを伸ばしたり、尻尾だけウサギのように丸くしたりするくらいです。
脚の毛がふさふさのブーツカットにしているシュナちゃん、たまに見かけませんか?

颯爽と歩いていてカッコいいですよね
先代犬ボノも最初のうちは、脚やお腹の毛を長めにしていたのですが、お手入れが大変で諦めました。
ちょっとサボると、たちまち毛玉になっちゃうんです。

めんどくさがり屋の私にはムリでした・・・
耳の外側の毛を伸ばしてる子も結構いますよね。女の子が多い印象ですが、すごく可愛いです。
シュナウザーはカット次第で個性を出せる犬種ですので、みなさんも愛犬と楽しんでくださいね。
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